Amazonによる不法行為【別表1番号20】Cath Kidston(キャスキッドソン)という用語の使用は知的財産権侵害(商標の不正使用)である
Amazonはプラットフォーマーの地位を濫用し、Amazonの競合である原告のみを排除した(排除型私的独占)
Amazonは、原告が出品登録したCath Kidston社の真正品303点のうち、2021年に出品し、以降販売していない1点のみを抽出し、商標の不正使用を警告。原告商品を削除する不法行為を行った。
Amazon自らも、Amazon.co.jpにおいて販売者として、Cath Kidston(キャスキッドソン)のブランドストアを運営している。


原告以外の出品者が販売するCath Kidston商品については、購入者がカスタマーレビューの中で、自身がフリマサイトで販売していた商品を無断転売していたと糾弾し、Cath Kidstonを「ノーブランド品」で登録していても、Amazonはクリックすればすぐに購入できるようおすすめしている。

また原告が過去に2,780円で販売していた商品と同じ商品を、19,800円で販売している無在庫転売業者も、10万点以上の商品を本件サイトで出品登録し、Amazonの圧倒的な品揃えに協力していることから、同じくおすすめするなど、問題なく販売を続けている。

Amazonは原告が販売するCath Kidston社の真正品を、原告のみに対し、出品規約にない米国Amazonから商標の不正利用として1点抽出して出品削除し、Cath Kidston社からの販売許可が必要とし、並行輸入品の排除を完成させた。
180日経てばポリシー違反は消えるとして、原告の名誉感情を傷つけ、消えた後はブランドからの許可をもらえ、あるいは同じ販売者であるAmazonが販売を認めるものでなければならないとし、原告は手元にあるCath Kidston社商品を販売できず、Amazonで正当に営業活動を行う権利を侵害した。
原告第12準備書面 ページ36、47を参照